2008年11月23日日曜日

2008年11月23日(日)活動報告「街に出て手話を使おう!&奥が深ぁい手話表現」

2008年11月23日(日)手話で行こう!の活動報告

本日は前半パートを私、魔法使いことあべっちが、 そして後半パートをゾルダ仙人が担当いたしました。

※私が担当した前半パートのレジュメは下記に記載しておきます。
さて、前半は私、魔法使いことあべっちが担当させていただきました。

手話上級者の皆さんに、自分が教えられることは何か?
誰もが楽しめてそして、生きた手話を体験できる授業内容は何か。
突発的な授業が多い私ですが今回ばかりはいろいろ考えました。

そして思いついたのは
街中を歩きながら声禁止で手話を使いまくるという、大胆不敵な授業内容でした。

まずは教室で質問形式で話し合います。
手話を外で使うことは恥ずかしい?それとも?
では次に健聴者同士では手話を使うことは恥ずかしい?それとも?
各々の立場からの、素直なぶっちゃけたトークが出来ました。

いろいろな考え方がありましたが、基本的に勉強が目的のためであれば、
健聴者同士が街で手話で会話していても良いのではということになりました。
(声に頼らず正しい手話を使う努力をしていればの条件付です)

心構えを分かっていただいた上で、いよいよ街に繰り出します。


(愉快に街を歩くメンバー)

街で見かけたこと、思いついたことをどんどん手話表現します。
例えばレンタルビデオ屋さんの前を通ったときに自分は映画の話を思いつき、
「最近、映画見てます?」と質問しました。

ジュースを買いたいという話になり、自動販売機で買おうとすると、
「長崎屋で買ったほうが安いよ」という情報を頂き、直行することに。

おお、確かに、安い安い。
そこでも「納豆は89円、高い」「野菜ジュースはどれが好き?」など
主婦のようなトークに花が咲いてました。
その場所に行ったからこその、生きた話題ですよね。


途中、猫ちゃんが居ました。
すぐに話題は猫ちゃん一色に変わります。


公園で途中のお店で買った150円の一銭焼きを買い食いしちゃいます。
これが美味しいんです。皆様も本八幡駅に来た際にはぜひ。



(公園にて)

今回参加した中にはまだ手話が話す自信が無いというメンバーも居ましたが、
大切なのは相手と話すこと、伝えること、そして手話を伝えることです。
後で「すごく面白かった!」という感想をいただきました。

いやー、私自身、楽しく、勉強になりました。
皆様、お付き合いいただき、ありがとうございましたっ!

公民館に帰還後はゾルダ仙人にバトンタッチです。

シンプルな「行く」という手話表現でも日本語はこれだけのパターンがあります。
行きたい、行きたくない、行ける、行けない、行かない
会いたい、会いたくない、会える、会えない、会わない
簡単そうに見えて実は間違えやすい表現の練習をします。
上記の表現、皆さんは分かりますか?

手話表現の基本は「表情」、そして「」であること。
同じ「大丈夫」の手話でも目の動きだけで4種類のパターンがあること。
健聴者の手話は手と声に頼りすぎて表情が少ないということ。
などなど。

とても勉強になりました。
仙人、そしてオレ、お疲れ様でしたっ♪


手話で行こう!は毎月第2日曜日、第4土曜日に
主に市川市の中央公民館で楽しく活動をしております。

興味の在る方はmixiのコミュ「手話で行こう」からかもしくは
ta@chibamania.com(阿部)まで参加希望のメールください。

会費は1回100円(初回無料、子供半額、電車利用の場合半額)です。




-ここから阿部担当のレジュメ--------------------------------------

今回、前半を担当させていただく、阿部です。
本日は教室に参加していただき、ありがとうございます。
今日は簡単な説明の後、教室から町に出て、歩きながら手話を勉強していこうと思います。


★本日の教室の趣旨
▼なぜ街中で使うのか?
日常の中で手話を使うことは手話を勉強する意味でとても重要です。

なぜなら、手話は芸術ではなく1つの言葉だからです。

自然に思い浮かぶ言葉を手話で話すからこそ、楽しいのです。

人前で手話を使うことは恥ずかしい?
もし、人前で手話を使うことが恥ずかしいと思っているのであれば、それは必要のないものです。

例え珍しがられて見られたら、見せてやればいいんです。
手話を恥ずかしいと思うことはとても恥ずかしいことです。

▼手話はろうじゃないと使っちゃいけない?
自分は今まで、手話を「耳の聞こえない人としか使ってはいけない」と勝手に思ってました。

なんとなく世間の人たちにうそをついているような気がしたからです。

もちろん、「手話は聾の人のもの」という考えの人もいらっしゃいますしそれを否定はしません。

でも日本人同士が英語で会話して、アメリカ人同士が日本語で会話しても誰も怒りませんよね。

怒るどころか我々の母国の言葉を勉強してくれてるんだなぁ、と嬉しくなりませんか?それと同じだと思うんです。

英語や中国語や日本語のように。
もっと自由に手話を使ってもかまわないのではないでしょうか?



さぁ町に繰り出しましょう!


ルールとポイントを説明いたします。

★ルール

・「声OKポイント」以外では声は絶対に出してはいけません。

・手話表現と指文字、ジェスチャーで会話してください。


町では辞書を開いている時間などありません。

分からない単語は分からないわけです。そこでどうやって会話をするかを体感してください。

声禁止の手話と指文字限定の2時間に どうかお付き合いください。


★ポイント

町で使う手話の難しいところ
×
顔、手話表現が見づらい
歩きながらの手話での会話は慣れないと難しいものです。

   道の形状などで顔が見られずに話しづらいこともあるでしょう。 でもそれは口で話すときと同じことです。
工事現場の音がすれば聞こえないことは良くあるし、聞き逃すこともあります。

   その場合はお互いに手話表現が見える位置に移動したり、もう一度とお願いしましょう。

×
手に荷物を持ったら手話表現がしづらい
片手、または両手に荷物を持っている場合。
この場合はどうするのでしょうか。体感してください。


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